日馬富士の貴ノ岩に対する暴行事件のニュースが日を追うごとに過熱していますね。この暴行事件を振り返るとどうしても気になるのが貴乃花親方の行動です。
被害届をなぜ取り下げないのか、なぜ謝罪を受け入れないのか、なぜ相撲協会に「わからない」と言ったのか。考えるだけで謎ですよね〜。そんな貴乃花親方の真意は何なのか調査しました!
この記事の要点
貴乃花親方の謎行動の真意とは?
暴行事件が明らかになるまでの経緯としては、
- 10月26日 日馬富士が貴ノ岩に暴行
- 10月26日 貴ノ岩が鳥取巡業に参加
- 10月29日 貴乃花親方が被害届を提出
- 11月03日 日本相撲協会が貴乃花親方に事情聴取
- 11月14日 暴行が世間に明らかになる
というのが、これまでの大まかな流れです。ここまでで貴乃花親方の謎行動と言われているのが、以下の通り。
- 暴行を受けたことを知って巡業に参加させたの?
- 被害届を出したことを相撲協会にも黙ってたの?
- なんで14日まで何も話さなかったの?
という部分です。
暴行を受けたことを知って巡業に参加させたの?
この時点で貴乃花親方が貴ノ岩が暴行されたことを知っていたかどうかは分かりません。
知っていたとすれば、怪我や体調も以上がないことが見られたので出場させたのだと思われます。鳥取巡業の映像やニュースでの医師の見解を聞いてみると、脳の障害は時間差で訪れると報じられていますので、この段階では貴ノ岩が気力で踏ん張っていたのかもしれません。
被害届を出したことを相撲協会にも黙ってたの?
被害届を出したことを、おそらく日馬富士や伊勢浜親方は知っていたのではないかと思います。貴乃花親方は日馬富士側の出方を待っていたんじゃないでしょうか?
相撲協会の理事として、日馬富士の暴行は許される行為ではない。でも、盛り上がっている相撲人気に水を差したくはない。
被害届を出したことで、日馬富士側がすぐに謝罪をしてくるようであれば「仕方なく許す」というスタンスでいたのかもしれません。
でも、謝罪には来なかった。
なんで14日まで何も話さなかったの?
11月3日に相撲協会の聴取を受けた時点で口止めをされていたのかもしれません。または、黙っておくことでこの問題を大きくする思惑もあったとも思われます。
相撲協会に対しても、この暴行事件という大問題を「どう対応するのか?」と静観する思いもあったのではないでしょうか?
個人的に思うのは、貴乃花親方は本気で相撲協会を変えていこうとしている姿勢が見て取れます。10年前に起こってしまった「かわいがり」による暴行事件を二度と起こさない。風通しの良い相撲界を作るために断腸の思いでこの行動に出ているのではないでしょうか。
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貴乃花親方の今後の行動は?
そんな貴乃花親方は今後どのような行動を起こしていくのでしょうか?
現時点で相撲協会は貴乃花親方の「奇怪」な行動に頭を抱えているといいます。おそらく、改革派の貴乃花親方がどう出てくるのか戦々恐々としているのかもしれません。
貴乃花親方は一貫して「被害届を取り下げない」という姿勢です。これには、問題をうやむやにしない、簡単には終わらせない、という強い意思が見て取れます。
日馬富士にとっては被害届を取り下げたり、不起訴に持ち込むために示談を成立させたいところだと思います。一方、貴乃花親方にとっては相撲協会をよくするためにはこの問題を水面下で終わらせるのではなく、しっかりと解決したいという思いがあるんでしょう。
貴乃花親方は、日馬富士が社会的な制裁を受けることと相撲協会の隠蔽体質を浮き彫りにすることを目的にしているのではないかと思います。
ただ、盛り上がっている相撲界の人気に水を差したくないというジレンマもあって「謎」の行動になってしまっているのではないでしょうか?
貴ノ岩と貴乃花親方は親子のような関係?
貴乃花親方と貴ノ岩は師弟関係にありますが、それ以上に親子のような関係にあるとも言われています。
幼い頃に親御さんを亡くしてしまった貴ノ岩。貴乃花部屋に引き取り、苦しい時代に初の十両に昇進した貴ノ岩を貴乃花親方を非常に可愛がっていることでしょう。貴乃花親方にとっては弟子として初の関取ですから当たり前ですよね。
中卒の力士やモンゴル人力士を育てる貴乃花親方としては、今回の暴行事件は絶対に許せない点があるんでしょうね。良い方向で解決して欲しいものです。
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