2017年の開幕当初から四死球、特にデッドボールが多すぎて「イップス」を発症しているのではないかと話題になっています。
以前から四死球の多いピッチャーとして有名ではありますが、今年は特にひどく2軍落ちも経験しているため、ファンから心配の声も上がっています。
今回は、藤浪選手のイップスや歴代有名選手で克服した選手についてもご紹介します!
この記事の要点
藤浪のノーコンはイップスが原因?
2017年シーズンではその制球難から2軍落ちをしてしまい、ようやく1軍復帰登板を果たした藤浪晋太郎投手。しかし、その復帰戦でも7つの四死球を与えてしまい交代となってしまいました。
元々からコントロールの良い投手としては名前が挙がることはありませんでしたが、ここまでの乱調ともなるとイップスと疑ってしまうファンの気持ちもわかります。まだ23歳とはいえ、阪神の勝利に何度も貢献してきた投手でチームには欠かせない存在となってますからね!
以下の動画は、キャッチャー(捕手)のイップスですが、投げ返す本人はいたって真剣です。ちゃんと投げれないことが更にプレッシャーとなり症状を悪化させるのかもしれません。
スポーツの中でも野球にイップスは付き物ですが、これがガチな送球イップスです。ちなみに動画は2軍ですがプロ野球です pic.twitter.com/8TuKg1gsox
— しゅろん大佐 (@shuron_) 2015年12月29日
野球のイップスの原因や症状は?
イップスの原因はメンタルが引き金になることが多いようです。ものすごく強烈なプレッシャーや恐怖の素でプレーしていると、自分の腕の感覚がなくなったように陥り、本来の動きができなくなるというものです。
巨人の澤村投手も変化球がすっぽ抜けて3塁側のベンチに投げてしまいました。珍プレーとして扱われましたが、イップスの症状が出ていたのではないかとも噂されています。
何万人という観客の中で一人でマウンドに立ち、チームの勝ち負けに直接的に関わる存在がピッチャーです。しかも、数億円規模の年棒ですので周りからの見る目やプレッシャーは想像もできないほどですよね…。
イップスは黒田のせい?
広島カープの大投手・黒田が現役時代のとき、藤浪がピッチャー、黒田がバッターとして対戦した際に事件は起こりました。
黒田が送りバントをするために構えたところ、内角にすっぽ抜けた藤浪の投球が黒田の体付近に行ってしまい、あわやデッドボールとなった。体をのけぞって避けたため、死球とはならなかった。
しかし、続く2球目の投球でも同じようにデッドボールすれすれの投球をしてしまったのだ。これには黒田も怒りをあらわにして藤浪に詰め寄りました。
ベンチから両チーム選手が出てきて、あわや大乱闘となるところでした。藤浪にとってはこの一件がトラウマになってイップスを発症したのではないか、と言われているんです。
精神的に追い詰められたり、過去の失敗にとらわれ、自分の本来の動きやプレーができなくなる。というのが野球でいうイップスの原因と症状と考えられています。
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過去に復活した有名選手は?
野球では投手だけでなく、野手もイップスを発症します。一塁へ投げる時に投げられなくなったり、ボールを捕れなくなったりという症状が出てくるそうです。
松井稼頭央選手
現在は楽天イーグルスで活躍していますが、以前はメジャーリーグでレギュラーとして活躍していた走攻守、それから顔(イケメン)が揃った名選手です。
松井稼頭央選手もメジャーリーグ時代に、一度エラーした経験からイップスを発症してしまったようです。
しかし、今ではベテラン選手としていぶし銀の活躍を見せていますのでイップスを克服しているのかもしれません。
内川聖一選手
その立派なアゴに目が行きがちですが、この方も日本を代表する名プレーヤーですよね!
実は内野手としてプロに入りましたが、セカンドの位置からファーストへ投げるにも暴投するような送球イップスを発症し、外野手へ転向しているようです。しかし、今や日本代表にも名を連ねる名選手となっています。
イチロー選手
あの世界的なイチローでさえ、イップスを発症した過去があるそうです。
とはいえ、高校時代の話ではありますが、ピッチャーとしてプレーしていた時にイップスを発症してしまい投手として投げれない時期を過ごしていたそうです。
残念ながら、イップスから復活を遂げたピッチャーとして大きな名前が挙がらないのが残念ではありますが、それだけ克服の難しい病気ということもわかります。
克服をした選手も同じポジションで克服したわけではなく、内野から外野へポジションを変えることで克服していますので、替えの効かない同じポジションで戦うピッチャーの克服は非常に難しいのかもしれません。
いずれにせよ、10年に1人の逸材と言われた藤浪晋太郎投手ですから、これからの復調と活躍を大いに期待したいですよね!大阪桐蔭ファンの僕としては目が離せません!
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